「水虫なわけじゃないけど足が臭い」
「昔はそうでもなかったけどだんだん足が臭くなってきた」
「毎日足を洗ってるけど臭い」
「足の汗も臭いもやばい!」
などなど、自分の足の臭いで悩んでいる女性も少なくはないです。
女性の足臭は恥ずかしくて人には言えない&知られたくない悩みですよね。
洗っても足の臭いがとれない、すぐ臭くなってしまうのはなぜなんでしょうか?
足の臭いが発生する原因を把握し、その原因をなくす対策をしていきましょう!
足が臭くなる3つの原因[汗・角質・靴(靴下)]
足の臭いの原因は主に以下の3つが挙げられます。
- 汗(足から分泌されたもの)
- 角質(足そのもの)
- 靴・靴下(足に接しているもの)
他には爪、指の間など足の細い部分に汚れがたまっていることも考えられます。
原因1:足の汗が蒸れてる!
足の裏は「1日にコップ1杯分の汗が出ている」と言われるぐらい、誰しもが毎日汗をかいている場所です。
足の裏には汗を出す出口の『エクリン腺』という汗腺がたくさん集中しています。
エクリン腺から出る汗は[99%が水分・残りが尿素や塩分]と、さらっとした汗でほとんど臭いがしないのですが、汗をかいたままにしているため、汗が足の皮膚上にいつもいる菌と混ざってあの強烈な臭さが発生してしまうのです。
足から汗が出ることはしょうがないことですが、足を通気性のよい状態にすることで汗が蒸発するのでこもり対策につながるのです。
★ 足の汗対策
- 汗をかいても蒸れないよう通気性の良い靴をはく
- サイズがあった靴をはく(サイズが大きくても小さくても合ってないと足が緊張し汗をかきやすくなる)
- 脱げる場所では靴を脱いで通気性をよくする(職場ではサンダルやスリッパにはき替える など)
- 制汗効果のあるデオドラント剤を活用する
原因2:足の角質がたまっている!
足の裏は体の中でも角質層が厚い部分です。
かかとはいかにも「角質」って感じですよね。
その角質を放置しているとどんどん厚くなって硬くなり、摩擦などで剥がれて垢になるのですが、この垢を皮膚上にいる菌が「おいしい!」とエサにしてしまい、ますます菌が繁殖してしまうのです。
菌が繁殖すれば、その菌の分、あのくっさ~い足のニオイが発生してしまいます。
足は靴や靴下をはいて、常日頃から長時間密閉状態にあるので、汗をかいても蒸発せずジメジメしやすい部位です。
汗で蒸れた環境は菌にとって最高にいごこちがいい場所なので、足はもともと誰でも臭いやすい場所でもあるのです。
じゃあ角質は毎日ガリガリ落とせばいいのか?というと、やりすぎても肌が荒れたり逆効果になってしまうので、
定期的な角質除去+保湿(肌のケア)が大切です。
★ 足の角質対策
角質をやわらかくして除去する
- フットケアグッズを活用する(角質除去パック、角質やすり、ピーリング など)
- 角質を取ったあとはクリームで保湿する
原因3-1:靴がクサイ!
靴が臭くなる原因は足がかいた汗による雑菌です。
女性は夏よりもブーツをはくことが多い冬の方が足はクサくなりやすいです。
ブーツなんかは足から発汗した汗が靴に染み込んで外に蒸発しにくいという、臭くなるのに最高な条件なので、その臭さは凶器レベルになってしまうことも(笑)
冬のおしゃれアイテム・ムートンブーツなどの中面がもこもこしたデザインのものは汗がこもりやすいので、臭いが気になる人は避けたいものです。
また、毎日同じ靴をはくのも臭くなりやすいので、何足かをローテーションではきこなすとよいですね。
ハイヒールなどかかとが高い靴やデザイン性重視した靴は歩きにくさから足が緊張して汗をかきやすくなるので、毎日ではなくたまにはくぐらいがベストです。
靴そのものの臭い対策としてはこまに洗うのが一番ですが、忙しくてできない人も多いですよね。
洗えないときは衣類用消臭スプレーを吹きかけて対策してもよいですね。
防水スプレーを中面にかけると、足汗が靴に染み込むのを防ぐ対策にもなります。
★ 靴の臭い対策
- 靴をこまめに洗う
- 中敷(インナー)をしいて蒸れを軽減させる
- 毎日同じ靴を履かない(ローテーションでまわす)
- 履いた靴は乾燥剤や除湿剤を入れて靴が吸った汗を乾燥させる
- 靴に消臭スプレーをかけておく
- 靴の内側に防水スプレーをかける(足から出た汗を靴に染み込むのを防ぐ)
- ハイヒールは控えめにする(かかとが高いと力が入り角質が固くなりやすい、歩きにくさから足が緊張して汗をかきやすい)
原因3-2:靴下・ストッキングがクサイ!
靴下も靴同様、臭くなる原因は足がかいた汗による雑菌です。
そして足に一番接しているのが靴下やストッキングなどの布です。
靴下は足に一番足に密着しているので、その分汗を吸って菌も繁殖しやす臭くなりやすいのです。
靴下は毎日歩くことで足裏から圧がかかってすれたりで、汚れやすいので、洗濯するときはそのまま洗濯機にポイと入れるより、石鹸などを使って手洗いしてから洗濯すると、汚れや汗がただ洗濯するよりは落ちやすくなります。
また、衣類用漂白剤や熱湯で消毒殺菌したり、買うときもポリエステルなどの臭いやすい化学繊維のものではなく通気性がいい綿などの天然素材のものを選ぶのも靴下の臭い対策につながります。
★ 靴下の対策
- 洗濯する前にかるく石鹸洗いしてから洗濯機で洗う
- 着用前にかける衣類用の消臭スプレーを活用する
- 消臭効果のある靴下を選ぶ
- 古いものは臭いが染み付いているので定期的に買い換える
- 衣類用漂白剤で殺菌消毒する
- ポリエステルなど化学繊維が含まれている靴下はさける(化学繊維は汗を吸収&蒸発しにくく臭いやすい)
- 綿(コットン)・絹(シルク)・麻などの天然素材100%の靴下を選ぶ(通気性が良いもの)
その他の原因1:足の汚れが落ちきってない[指の間・爪・かかと]
足はとくに[指の間・爪・かかと]が汚れが溜まりやすい部分です。
この部分は細かい汚れがたまりやすいので、入浴時に普通に体をあらっても落ち切らないで溜まりがちになってしまいます。
指の間はとくに臭いやすい部分なので1本1本、指と指の間をきれいに洗うようにしましょう。
爪は垢がたまりやすいのでこまめに切ることと、ブラシをつかって爪の際にたまった汚れを落としてあげましょう。
★ 対策
- 爪はこまめに切る
- 爪は専用のブラシでこすり洗う(または歯ブラシで)
その他の原因2:冷え性・血行不良
足(末端)が冷えると血液の循環と新陳代謝が悪くなり角質が溜まりやすい状態になってしまいます。
冷え性は足の臭いだけでなく健康面全体的に良くない影響をもたらしてしまうので、冷えを改善も心がけてみましょう。
★ 対策
- 足をマッサージ・ストレッチをして血流を良くする
- 足湯で血流を良くする
まとめ:足の臭い対策は[足・靴・靴下]の3点セットで!
足裏は誰でも汗をかいて蒸れているのに、臭い人もいれば臭くない人もいるのは体質、生活習慣、足の環境(履いている靴や靴下)などさまざまな点で違ってきます。
足の臭いを改善するには、足のケアだけしても靴や靴下が臭ければニオってしまいます。
足が臭い
↓
靴下も靴も臭くなる
↓
足だけケアをしても臭い靴下と靴をはいてる
↓
また足が臭くなる
という悪循環になってしまうので、足臭対策は、
- 足そのもの
- 靴
- 靴下
この3つのケアを合わせて行い、
足の環境をよくすることがポイントです。