「最近、便やおならの臭いがきつくなった…」
「自分の便やおならの臭いがすっごい臭い!」
慢性的な便秘をほったらかしにしていると便のニオイが強くなりがちです。
屁やうんこは誰しもニオイがするものですが、便秘の人は腸内に食べた物が便として出れずに残っている不健康状態が続いているので、やっと出たうんこもキツイ臭いになりやすいです。
腸内は冷蔵庫とは違い食物があると長持ちせず腐ってしまいます(腐敗物質)
この腐敗物質は腸内で悪臭を増してるので、キツイ臭いのうんこや屁となって体外に排出されるのです。
便秘による便臭は悪化すると、口臭や体臭としてさらに臭くなってしまうことも!
うんこが臭くなる原因:便が腸内に長居して腐敗してる
うんこが臭くなる原因は、食べたものが便として出ずに腸内にたまって腐敗するからです。
腸内には、
- 善玉菌(健康維持や腸にいいことをする菌)
- 悪玉菌(腸内腐敗を早めたり腸に悪い菌)
の細菌がいるのですが、悪玉菌は腸の中にある食べたものを腐敗させてしまいます。
食べたものが便として出ずに腸内で長くたまっていると、異常発酵をし毒素が発生し、腸に悪い悪玉菌が増えて腸内環境を荒らしていきます。
腸内環境が荒れると、便を肛門まで運ぶ腸の「ぜん運動」のはたらきも悪くなり、便が肛門まで運んでいる途中の通路に所々たまりやすくなるのが便秘です。
腸内のあちこちに便が溜まってしまうと、さらに腸の動きは悪くなります。
動きが悪い腸内にさらに食べたものが入ってくると、それもどんどん溜まって停滞してしまうので、腸に便がたまると悪循環をまねいてしまうのです。
腸内に便が溜まっていると、どんどん腐っていくので臭いも増えるわけです。
これをやっと「うーん!」と便として出すと、
「すごい臭いうんこ」だったりします。
これが便秘によって「臭いがキツくなったうんこ」の正体なのです。
おならが臭くなる原因:腸内環境が悪化し悪玉菌が増えてる
おならの臭いの元は腸内にいる細菌によって作られる有害物質です。
腸内で発生したおならは、
- 窒素ガス
- 水素ガス
- メタンガス
- 二酸化炭素
などの無臭成分が90%がほとんどを占め、残りの10%がニオイ成分になります。
腸の中にある食べたものが腐敗すると、
- アンモニア
- 硫化水素
- インドール
- スカトール
などのくさいガス(有害物質)が発生し、これがおなとして体外に放出されます。
つまり、
- おならがやたら臭い
- 便の臭いがキツイ
このような状態は、便秘によって腸内環境が悪化している(悪玉菌が多い)ことが考えられます。
【悪臭】便臭が悪化すると口臭や体臭にもあらわれる…!
便秘がひどくなると、長らく腸に便を抱えてしまっている状態なので、便はどんどん腐ってその分悪臭も強烈になっていきます´д` ;
すると屁やうんこの臭いだけならず、口の臭いや汗の臭いなど体臭として全身から臭う恐れも!
腸内に増えた悪玉菌から発生した、
- アンモニア
- 硫化水素
- インドール
- スカトール
などのくさいガス(有害物質)は血液にも混ざって血管を通して全身を巡っていきます。
それが、
- 汗となって毛穴から出たり(体臭)
- 便臭のニオイが腸内で上昇し、胃や肺を通して呼気として口から出たり(口臭)
と、全身からうんこの臭いを放ってしまうレベルになってしまいます。
【対策】体内と体外から腸を整えて便を長居させない!
臭いがキツくなった屁・うんこの対策は、
「便を腸に長く滞在させない」ことに限ります。
消臭剤、デオドラント、香水などでニオイをごまかしても根本的な解決にはならないので、体内から臭いの元(腸にたまる便)をなくさなければなりません。
つまり、便秘が改善されれば屁・うんこの臭いも比例して和らぐのです。
便を腸内に長居させないためには、
- 食事面を改善する(体内からの対策)
- マッサージやストレッチで腸に刺激をあたえ、ぜん運動を促す(体外からの対策)
この2方面から腸内を整えて、排便につなげることがポイントです。
>>【便秘】腸もみマッサージとストレッチ方法・腸を刺激し排便へ!
まとめ
便臭はそのままだと口臭や体臭としても悪臭を放ってしまいます。
そうなると自分では気づいてないけど周囲の人に「クサイ」と不快な思いをさせてしまうことも…
便やおならの臭いは健康状態のサインでもあります。
便秘体質の人で「最近やたら屁やうんこが臭くなってきた」という方は、生活習慣や食生活を見直してみましょう。